読んだら忘れない読書術 感想
タイトル:読んだら忘れない読書術
著:樺沢紫苑
僕がブログを書こうと思ったきっかけとなった一冊です。
この本の中では読書法や本の選定方法などの技法も紹介されている中で、僕が一番共感をしたことは、「本を読んだらアウトプットすることで記憶に残る」ということ。
著者曰く、記憶に残る本というのは
1、本の内容を複数回利用するとき
2、読書により心が動いたとき
の二パターンであると書かれています。
2の心が動くかどうかは、本の内容次第の部分が大きい気がしますが、1はアウトプットという行動で複数回の利用となると言われています。
そして、このブログに書き示すというアウトプット行動をとることによって、記憶への定着を図ろうという思いです。
なので、本の内容や書評よりも、僕が感銘を受けた部分、考えさせられた部分を当ブログ内に垂れ流していこうと思います。
「月に7冊の本を読めば日本人の読書量上位4%に入る」
「自己変化を求めるならまずは本を読むこと。本を読むという行為は何万もの先人の知恵を借りるということ」
そうですね。僕が今年立てた自分の目標は月に4冊の読書です。
僕は自分の仕事は作業ではなく思考であると思っています。(もちろん最低限の作業
は必要ですが)
何をどのように思考するのか?なんの為に思考するのか?思考する必要があるのか?
これらの問に答えるられるようになるために立てた目標です。なので、この分を読ん
だ時には、自己肯定された気がして自信が持てました。
「行動が変わる読書をするべき」
読書により共感、感銘を受け、勇気をもらい、モチベーションが上がったとしても
行動が変わらなければ本を読んだ意味は無いのだと気づかされました。
本を読んだ気になっていたのですね。なので今回ブログを始めたという行動を変えた
本書籍に私は感謝したいと思います。
「なりたい人、尊敬する人が勧める本を読め」
これにより、外れ本と出会う確率は下がり、本を選ぶ時間の節約にもなりそうです。
まずは松下幸之助さんが勧める本を読んでみます。
「広げる読書と深める読書のバランスをとり、短期投資の本、中期投資の本、長期投資の本のバランスもとること」
自分の知識を広げる本だけを読んでいると知識の器用貧乏になる。
自分の知識を深める本だけを読んでいると世間知らずの専門家になる。
短期投資のノウハウ本、中期投資の仕事術の本、長期投資の思想、哲学の本
これらのバランスをとることが必要とのこと。
本書は、アウトプットとすきま時間の利用という二つのテーマがメインだったように感じました。すきま時間を具体的に説明するうえで通勤時間を例にしていましたが、僕は地方在住で移動はほぼ車ですので、いまいち「おぉ!その手があったか」とはなりませんでした。しかし、銀行での待ち時間や、外食時のメニューが運ばれてくるまでの時間に置き換えれば、使えそうな考え方も多々あるように思います。
まぁ、それを行動に移しなさいという声が聞こえてきますが…
この二つのテーマを、脳内物質の分泌や脳の覚醒時間などの脳科学的切り口で解説しています。
最後には著者がお勧めする書籍の紹介や電子書籍の利用方法なども記されており、大変内容のある本だったと思います。
この本に出合えたことをいかに自分に生かすか。
どのような行動の変化を起こすか。
しっかりと掘り下げていきたいと思います。
読んだら忘れない読書術 H28.8.18読了