経営者になるためのノート 第一章  感想

タイトル:経営者になるためのノート

著者:柳井 正

 

ユニクロを経営するファーストリテイリングの代表である柳井さんが、経営者を育成する為に作られた書籍です。

PHP出版ということもあり購入し、読んでいます。

当書籍の特徴上、章ごとに感想を書いていこうと思います。

 

当書籍では経営者とは「成果をあげる人」と定義しています。

そしてその成果と企業の存在意義、使命を結びつけることが経営であると述べられています。

そして、その為には4つの力が必要であるとし、その力ごとに章構成がされています。

 

第一章 変革する力

「目標を高く持つ」

多くの経営者が語られていることです。

それだけ大切なことだと思います。特に、

手の届く目標では、達成の為に既存の延長線の発想しか出てこない。

全く新しいイノベーティブな発想を産むためには、大きな目標を掲げなくてはならない。

そしてその為には、常識を疑う必要がある。

と語られた部分は、企業経営するうえで本質を捉えているように感じました。

 

 

「安定志向で成長する企業はない」

世間が変化し続けているのに、その場にとどまり続けようとする企業に成長はありません。

思い切った挑戦をする企業に対し、現実を直視していない と言う声をよく聞きますが、安定志向の方がよほど現実を直視していないのではないでしょうか。

リスクのあるところにチャンスがあるというのは感覚でわかる方も多いと思います。

しかし、リスクは計算するものであって、恐れるものではないと思います。

また、リスクを選択した以上、中途半端にしてはいけません。結果がでるまで続けることです。

せっかく新しいことに挑戦するリスクを選択し、目先の利益を捨てたのに、やると決めたことに対して中途半端に進め、結局新しいことを実現できなかった。ということはあってはならないのです。

 

「学び続ける」

本物の情報や知恵を欲するのであれば、まず学び続けなくてはいけません。

世の中には、本物の情報を持っていたり、本当に優れた人というのは数えるほどしか居ない。

その人たちと行きあたった時に、しっかりと対話できる力を身に着けておく必要がある。その為に、よく学び、知見を持つ努力が大切と書かれています。

 

私が今できる努力とは、やはり先人の知恵を学ぶための読書、そして現実を知るために現場へ足を運ぶ、皆さんの声を聴くこと。

そしてそれを続けること。

これを、日々の目標として、続けて行こうと思う。

 

 

第一章 変革する力  まとめ

・目標を高く持つ

・常識を疑う。常識にとらわれない

・基準を高く持ち、妥協とあきらめをしないで追及する

・リスクを恐れず実行し、失敗したらまた立ち向かう

・厳しく要求し、核心をついた質問をする

・自問自答する

・上を目指し学び続ける